どうもこんにちは、シンザンさんです。

西部邁という保守系の評論家がいます。

この人は若いときは学生運動の活動家で、大学院に進み経済学者になり、70年代に『ソシオエコノミックス』という本を書いています。

1980年代後半に、中沢新一を教員とするかで揉めた東大駒場騒動で東大教授を辞職し、その後は保守系の評論家として活動しました。

この人が亡くなったときに、弟子の一人であった宮台真司が語った話のなかで、吃音の話が出てきます(5:50くらいから)。

 

それによると、西部邁は若いときに吃音で、その後も人前で喋るのは苦手で、酒無しでは討論番組に出られなかったようです。

吃音対策に酒を飲むという人はたまにいますね。

吃音ではないですが、赤塚不二夫も極度の人見知りで、酒を飲まないと人前に出られなかったようです。

このようなお酒の飲み方は、健康にもよくないですし、アルコール依存症などの問題を引き起こす可能性があります。赤塚不二夫などは、60代以降はアル中でほとんど仕事をしていません。

西部邁は、本人が話しているのを聞く限りでは、晩年まで話し方や内容がしっかりしており、活発に活動し続けていたので、アルコール依存にはならなかったようです。

ある障害が鬱や適応障害や依存症に結びつくことを二次障害といいます。吃音もそのようなものを起こしやすいので、QOLの観点からも酒に頼るような方法ではないやり方で、社会生活を営むことができるようにする必要があると感じています。

そのために様々な自助グループや療法がありますし、廣瀬カウンセリングではグループカウンセリングによる方法を提供しています。