どうもえぬです。
皆さん、「沈黙が怖い」という事はありませんか?
誰かと会話していてふと沈黙になり、その時間が長くなってくると、何か言わないと…!と焦ってきます。
教室に通っている内に、沈黙を怖がっている人が結構いるんだなと感じるようになりました。
特に吃音の方などは、会話に対して「ちゃんと会話のキャッチボールをしないと、テンポ良く返さないと、変に思われてしまう」という気持ちが強いのかもしれません。
実は私自身もそうで、沈黙のたびに罪悪感のような感情を抱いていたのですが、ある時からほとんど焦らなくなりました。
なぜかというと以前、この教室で言友会館にいた際に、誰かからある資料を見せてもらった事がきっかけでした。
それはとあるカウンセリング(廣瀬ではなかったと思います)での、カウンセラーとクライアントのやりとりの記録でした。
それはとあるカウンセリング(廣瀬ではなかったと思います)での、カウンセラーとクライアントのやりとりの記録でした。
それは、カウンセラーの質問に対してクライアントはほとんど返さず、それに対してカウンセラーも無理に聞きだそうとせずにじっと待っている無言の時間が続き、時間が来たら「お疲れさまでした」「お疲れさまでした」で終わった。
…というような内容だったと思います。
確かその資料を持っていた方が「これも立派なカウンセリングで、一見無意味な時間に見えても実はクライアントの中で変容が起こっているんだよ」と仰ってました。
(何年も前の事で誰から見せてもらったかさえも覚えていないので、実は違っていたらすみません)
それを聞いた時の私はあまりぴんときておりませんでしたが、何となく心に残って、それ以来沈黙があまり怖くなくなりました。
黙っている時ほど、それぞれの頭の中はフル稼働で忙しいかもしれないから、無理に会話を続けようとしなくてもいいんだな、と思うようになったからです。
それでも、そうは言ってもカウンセリングはともかく普段の会話で沈黙が長く続くと(私が気の利いた発言をしないと!)と焦る気持ちが少し残っていたのですが、
そんな気持ちをふっ飛ばしてくれたのがこれです。
漫画家・コラムニストであるカレー沢薫氏の「なおりはしないが、ましになる」2巻の帯です。
これを書店で見た瞬間衝撃を受け、その場で思わず1・2巻まとめて買いました。帯買いです。
これを見てから「沈黙が続くのは自分だけの責任ではない」といっそう強く思えるようになって罪悪感が無くなり、普段の会話でもほとんど焦らなくなりました。
ちなみにこの「なおりはしないがましになる」は作者本人が昔から感じていた「自分は発達障害ではないか」という懸念を病院で診察を受けることではっきりさせる、という所から始まるコミックエッセイです。
カレー沢薫氏のコラムは以前から読んでいて、クセが強めだけど文章がべらぼうに面白いな~と思っていて、Twitterで公開されている「きみにかわれるまえに」第1話はペットを飼っている方ならかなり刺さるので、よければぜひ!
それではまた!
NHK「あさイチ」で「きみにかわれるまえに」紹介していただきました。内容が気になるという方はこちら1話目ですので、お試しにどうぞ 1/2 pic.twitter.com/O0QLJYhgVw
— カレー沢 薫 (@rosia29) February 26, 2021
それではまた!